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故・伊丹十三総監修のホラー映画「スウィートホーム」の考察ブログです。妄想・推察もたっぷりでお送りします。
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プロフィール
HN:
じゅぶ
年齢:
52
HP:
性別:
男性
誕生日:
1973/03/12
職業:
金属加工職人
趣味:
ゲーム・映画などなど
自己紹介:
こんにちは。じゅぶです。
いよいよ公開20周年を迎える
「スウィートホーム」の事を
今更ながらに熱く語りませんか?
何かにくじけそうな時
何かにつまづいた時
そんな時はこう呟きましょう。
「こころの力を私にください・・・」
本館もよろしくです。
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このBlogは投稿が昇順で表示されますので、最新記事は末尾になります。
ある程度記事数がたまったらINDEXを作成しますのでよろしくです。

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みなさん初めまして、当Blog管理人のじゅぶです。
みなさんは1989年に公開された「スウィートホーム」という作品をご存知ですか?
故・伊丹十三さんが総監修、黒沢清さんが監督で製作された日本屈指のホラー映画です。
来年はいよいよスウィートホーム公開から20周年と言う事で、私が愛してやまないこの作品の
まとめBlogを立ち上げてみようと思いました。興味のある方はよろしくおつきあいくださいませ。
そして「スウィートホームなんて知らないよ!」と言う人にも少し振り向いて頂ければ幸いです。

近日中にオープンの予定です。もうしばらくお待ちください。
                                  
                  「20年目のスウィートホーム考察」管理人・じゅぶ 
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スウィートホームは1989年1月21日に東宝系にて公開されたホラー映画です。
・製作:伊丹プロダクション。
○スタッフ
・制作総指揮:伊丹十三 
・監督・脚本:黒沢清   
・撮影:前田米造      
・SFX :ディック・スミス
・音楽:松浦雅也      
○キャスト
・早川秋子:宮本信子 
・星野和夫:山城新伍
・星野エミ:NOKKO(レベッカ)
・田口亮:古館伊知郎
・アスカ:黒田福美
・間宮夫人:渡辺まち子
・上司役人:益岡徹
・中年役人:三谷昇
・山村健一:伊丹十三

★★あらすじ★★

フレスコ画家・間宮一郎の最後の作品をテレビで特集する為に和夫・秋子・田口・アスカ・エミ
5人のテレビクルーが間宮邸を訪れた。30年前から誰も住んでいない屋敷での撮影の準備中
田口が庭にあった「供養塔」を壊してしまう。そして徐々に起こり始める怪奇現象・・・。
クルーは撤退を決めるが、アスカの異常行動により車が故障し敷地内からの脱出ができない。
取り憑かれたように行動するアスカ、掘り起こされた棺、そして最初の犠牲者が・・・。
1行の前に現れた謎の老人・山村健一が語る、30年前の間宮邸の悲劇とは・・・?

果たしてこの間宮邸から生きて脱出する事は出来るのか・・・?

当時この作品のビデオはVHS版LD版が発売されましたが、伊丹プロと黒沢監督の間で
訴訟沙汰が発生し、現在においての入手は困難です。古いビデオレンタルなどでレンタル落ち
を狙うか、ネットオークションなどで探すと案外入手できたりします。管理人は前者です。
ただ管理人が入手したVHS版は画面比率が4:3にトリミングされたもので、おそらく訴訟の
焦点にもなった伊丹プロの手による編集済みのものだと思います。セル版のVHS版とLD版が
トリミングや編集を行っていないオリジナル版なのかは現在不明です。なお、この訴訟問題が
発生した為と思われますが、現在においてDVD版Bluーray版などによる再販の予定は一切
ありません
。 
是非ともオリジナル映像+メイキングの完全版発売を希望します!

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スウィートホーム THE FAMICOM」は1989年12月15日にカプコンから発売された
ファミリーコンピュータ専用RPG。 なお、「THE FAMICOM」は正式名称ではないが
当時放送されたCFではこう呼称されていた。このCFはVHS版に収録されている。

内容は映画版とおなじく5人のTVクルーを操作して、悪霊の巣食う間宮邸からの
脱出を目指すもの。システムとしては革新的なものが多く搭載されており、名作としての
評価も高い。なお、システムの一部はプレイステーションソフト「バイオハザード」に
受け継がれている。一部の製作スタッフも「バイオ」の制作に参加している。

敵を倒し、経験値を得てレベルアップし、仕掛けを解いて話を進行していく従来のRPGの
スタイルに、「死んだ仲間は決して生き返らない」「アイテム所持数に制限がある」「戦闘で
敵を倒しても経験値以外のアイテムの入手などが無く、回復などは屋敷に配置してある
回復薬のみで行う
」「生還者の人数でエンディングが変化する」「手詰まりが存在する」等
の当時のRPGでは有り得なかったシビアなルールを付加したもので、難易度は高い。
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しかし高度に練り込まれたシステムやストーリーの再構成のおかげで「映画より面白い」との
評価が多く、現在のゲームハードでのリメイク製作を望む声が高いが、映画と同様に訴訟との
関係で再商品化は絶望的で、有志で製作されていたリメイクも立ち消えた。任天堂のWiiで
展開されているバーチャルコンソールでも配信は絶望的と言われている。なお、系譜的に直系
である「バイオハザード」の中でも「アウトブレイク」が一番今作の血を色濃く受け継いでいる。

新品としての入手は絶望的だが、中古ならばかなりの数が市場に出回っているので、入手する
だけならさほど困難ではないが、かなり高額&バッテリーバックアップの電池切れでセーブが
不可能or不安定な可能性が高い。カプコンで有償修理できるかは不明。
エミュレータでプレイしているユーザも多い(管理人もです)が、ソフトイメージの配布は違法な為
自分でカートリッジからPCにプログラムを吸い出す必要がある。でも、この手間をかけてでも
プレイする価値は絶対にあると断言できる。 チャンスがあったらぜひ体験してみてほしい。

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山村健一。 間宮邸近隣のガソリンスタンドの店主である老人。
和夫や秋子に間宮邸の悲劇を伝え、間宮夫人に打ち勝つには「こころのちから」が必要だと
教える。間宮邸地下焼却炉においてエミを間宮夫人から救出する際に、全身を影に焼かれて
死亡した。山村がいなければおそらく間宮邸から誰一人脱出する事は適わなかったほどの
重要人物でありながらその素性は一切明らかにされていない。 
その山村健一とは一体何者だったのか?

ファンの間でも憶測が飛び交い、「間宮邸使用人説」や「間宮一郎本人説」などがあるが、ここ
では「間宮一郎本人説」を押していきたい。つまり間宮夫人の夫・フレスコ画家間宮一郎=山村
健一である。前述のように映画本編では山村の素性について一切の表現や言及が無いまま
だが、当時発売された「スウィートホーム THE FAMICOM」の5人生還エンディングにおいて
間宮一郎説を匂わす表現があった。確かに山村が間宮一郎なのであればこの惨劇に関わって
くる十分な理由足りうるだろう。

惨劇の舞台である間宮邸の主である間宮一郎。死んだとされている彼が何故「山村健一」と名を
変えて供養塔が健在であるならおそらくは安全である間宮邸に住まずに近隣から間宮邸を
見守っていたのか。その謎に関しての考察はまた別項にてさせていただこうと思う。

ちなみに「間宮邸使用人説」については管理人の推察ではほぼ×と思っている。
山村が焼却炉の奥にいるであろう間宮夫人に対して「お前には幸せな過去がある筈だ!」と
言い放つが使用人風情がその屋敷の主の夫人に対して「お前」呼ばわりはないだろう、と言う事。
単純に考えて間宮邸の悲劇から30年の間、近くから間宮邸を見守っていたぐらいの忠義のある
使用人ならばなおさらこの言葉を夫人に放つのは違和感がある。なので使用人説はこのBlog
では可能性としてほぼ無いものとしておく。

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「僕が駄目でも逃げるんだぞ!」
俳優・山城新伍が演ずる間宮邸に乗り込んだ撮影クルーのプロデューサー
エミの父親であり、同じクルーのディレクター早川信子を想っているが、はっきりしない。
うだつの上がらない、平たく言えばダメ男。エミの母親には死に別れている。
プロデューサーという肩書の通り、クルーの中ではリーダー格のはずなのだが
映画の本編中では仕事をしているシーンはほぼ冒頭の役所に間宮邸の撮影許可を
交渉しているシーンのみで、仕事の事大半を秋子に任せている節がある。
他にはコーヒーを淹れたりといった雑用が多いようだ。
秋子も和夫を想っているが性格なのか作為的なのか曖昧にしようとする傾向があり、
秋子やエミにも呆れられている。真剣なものを茶化す悪癖あり。
だがエミに関しては父親らしく、今回の撮影にエミを連れてきたのも「撮影でも見て生きた
勉強をしろ」言う理由らしい。エミが間宮夫人に連れ去られた際も自分の命を掛けてでも
エミを助けようとする。その際に秋子に「エミが出てきたら、エミを連れて逃げるんだ。
いいかい?僕が駄目でも逃げるんだぞ!?」
と告げる。この台詞は映画を代表する台詞の
一つである。 だが結局は夫人と戦う事なく、山村のお守り「土偶」に守られて生還した。

ゲームにおいては固有アイテム「ライター」を持つクルーのリーダー。こちらは映画版とは
違って仕事面でも戦闘面でも頼りになる前線での打撃攻撃タイプ。
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